« 祭りの後の余韻 | トップページ | HG Reconguista in G グリモア (4) »

2014年11月 7日 (金)

モデラーズエキスポ2014 実演編 -荒木さんによるスチレンボードを使ったジオラマベース制作-

おはようございます。

先月中旬から本格化した商談対応、社内作業は昨日で一通り
決着がつきました(-o-; )。

はよ帰ってこれたので、荒木さんの実演記事をうpしますた・・・
が、すでにモデスポ2014公式サイトさん(YouTube)で実演動画がうp
されていますw




このレポ読んでいただくよりもそちらを観ていただくほうが正確ですが、
動画は1時間以上ありますので、エッセンスだけお知りになりたい方
にはお役に立てるかも・・・です♪

まず、実演の演目が発表された当時は「スチレンボードを使った建物表現」
だったのですが、開始早々荒木さんから「ジオラマベース、及び建物の壁
のテクスチャ表現」と補足がありました。

Img_5585

まず材料と道具の紹介です。
塗料はアクリル系。ダークイエロー、フラットアース、
オレンジ、赤、ハルレッド、フラットホワイト、
フラットブラックなどがラインナップ。







Img_5586

ピンバイス、瞬着、爪楊枝、平筆、シャーペン、
ピグメントが準備されていました。










Img_5588

もう販売終了しているかもしれないと但し付き
でしたが、ピグメントはCMK(チェコ)製のSD07
をよく使われているそうで、ほとんどこれで
ウェザリングしているのだそうです。
441円と安いですね。







Img_5589

また、荒木さんがお住まいの習志野の「土」
をピグメント代わりに使われているとのことで、
チャック付きのポリ袋に入れて持ち歩かれて
います。









Img_5590

ベースはタミヤさんの5mm厚スチレンボード。
タミヤさんのはセメントで接着が可能で、
かつシンナーで溶けないのが利点だそうです。








今回は、イタリア/フランスといったヨーロッパの石畳を作られました。
天然石を平らに敷き詰めたものを想定されています。

Img_5592

スチレンボードへの彫刻には、ピンバイスに
爪楊枝をセットしたものを使います。
その前にシャーペンで下書きをするのですが、
実演では時間短縮するために、筆圧をかけて
図案を描き進められました。





昨年の実演でも話されていましたが、荒木さんが使われる資料はすべて
Googleの検索結果だそうです。都心でしか手に入らない資料などを使って
しまうことで、地方の方が参考にできない状態を防止したいがためです。


Img_5600

写真のように、車道と歩道の境目や排水溝、
マンホールなどを差込みつつ、石畳を書き込んで
いきます。

1/35のミニアートなどを埋め込むのもお勧め
されていましたね。






Img_5602

縁石を書き込む際には、各国で石の大きさが
異なるので注意。

石をずらして千鳥状に四角い石畳を書き込み。









Img_5604

シャーペンの下書きの上から、先ほど紹介した
ピンバイス+爪楊枝で強めにシャーペン跡を
なぞります。

特に、塗装後に投入するピグメントや砂が縁石
間に入るよう、深く彫刻します。





また、爪楊枝の先をまるめて縁石のエッジをなぞると、石の角がとれた
ような表現ができます。


Img_5607

1/100や1/144で作りたい場合は、ピッチを
こまかくするといいとのことです。










Img_5608

また、縁石の間をつぶす感じに溝付けしたり、
ある程度彫り込みが終わったところで、縁石の
中を爪楊枝でツンツンすることで、テクスチャを
追加されていました。








Img_5610

調色スティックの背でなでたり、更に押し付け
たりして、変化に富んだテクスチャを追加
していきます。

縁石の周辺の溝を押し込まれてもいました。
ポイントとしては「縁石が立体になるように
押し込むこと」だそうです。





Img_5612

ボードへの彫刻が完了しました。











Img_5614

更なるテクスチャの追加と塗装前の表面コート
を兼ねて、リキテックスさんのモデリングペースト
を塗ります。







Img_5615

平筆で塗りますが、直でペーストをボードの上
に乗せ、水で伸ばされておりました。










塗った後で、筆先や歯ブラシでトントンとたたくことでテクスチャ追加。

Img_5616

Img_5617













この後、ドライヤで強制乾燥。温風で乾燥させておられましたが、ボード
が溶けないよう熱風をあてる際の距離に注意とのことでした。
この工程のポイントはモデリングペーストで表面にうっすら膜を張ることです。

荒木さんはこの状態を型取り・複製し、汎用ベースとして販売されたことも
あるそうです。

そして塗装。エアブラシならラッカー系もOKだそうですが、筆塗りなら
アクリルがお勧め。

Img_5619

実演では時間短縮のため、ブラシ塗装。
色味をみながら、フラットホワイト、フラットブラック、
ダークイエローを混色して吹かれていました。

途中、濃淡をつけるためにフラットブラックを
追加して吹いたりもされていました。






Img_5624

マンホールや排水溝はハルレッドを吹いて
おられました。
カップ内はふき取った後、洗わずにハルレッド
を追加して吹くというプロセス。
色味を近づけるためでしょうか。





そしてスミ入れの要領で、ブラックを溝に置くように塗装。
「今回は塗装講座ではないので、塗装表現の方法は自分が普段やっている
ことをやればよい」との補足がありました。

また、地面の色を濃い目に調色すれば、後工程のドライブラシが映えるとの
ことでした。


Img_5625

ピグメントをまぶし、手ですり込んでいきます。
アクリル溶剤で溶いてからすり込んでもよい
とのことです。










Img_5627

水をつけたティッシュで表面をトントンしたり、
スリスリしたり。

また、先ほどの習志野の土は、木工用ボンド
を水溶きしたものを表面に塗った後ですり込む
と定着するとのことです。






最後に陰影をつけるために、ホワイトでドライブラシ。大きな変化をつける
には、大きな平筆がいいそうです。

更に変化をつけたいなら、この段階で新たにテクスチャをつけるのもよし。

Img_5631

これにて完成!

短時間ながらここまでの仕上げ、さすが情景師様
でございます♪






そして応用編。レンガ積みの壁面表現の実演も行って下さいましたよん♪

先ほどと同じくスチレンボードをカットし、レンガの模様を書き込んでいくの
ですが、以下に注意とのことです。
・シーンに登場する国のレンガサイズを把握したうえで書くこと。

Img_5634

・同じ長さのレンガを千鳥に組み合わせる
のではなく、長辺と短辺を組み合わせて模様を
作ること。









Img_5635

先ほどと同じく、モデリングペースト塗装後、
アクリルのハルレッドを筆塗り。

オレンジで変化をつけると、レンガっぽくみえる
ようになります。






Img_5637

そしてレンガの目地には・・・なんと歯磨き粉を
すり込むというウルトラC!!で白くされて
おりました。

歯磨き粉≒超微粒子のコンパウンドだそうで
鉄道模型では定番方法だそうです。

乾燥させるといい香りのジオラマになりますw




また、粗めのコンパウンドをすり込んだ後、爪楊枝でカリカリすると、目地
がところどころ落ちてレンガが見えてくるので、経年劣化が表現できます。
カッターでヒビを入れたりするのもいいそうです。


Img_5638

建物にするための箱組みは、エッジに爪楊枝
を立てることで、接着の際の芯になります。










Img_5639

建物の破壊表現。
カッターでラフに切り込みを入れ、ボードを折る
と、コンクリートがちぎれたような断面になります。

またペンチで曲げた真鍮線の先にゼリー状瞬着
をつけてさすことで、鉄骨が突き出たような表現
ができます。




これで実演は終了。今回もおもしろためになる内容で、僕みたいな初心者
にも非常に分かりやすかったです。後は実践あるのみですね♪

Img_5641

Img_5642





|

« 祭りの後の余韻 | トップページ | HG Reconguista in G グリモア (4) »

ガンダム」カテゴリの記事

ガンプラ」カテゴリの記事

プラモデル」カテゴリの記事

模型」カテゴリの記事

関西仮組/オフ会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 祭りの後の余韻 | トップページ | HG Reconguista in G グリモア (4) »